尊過ぎて切ない

人間ではない家族への溺愛

空と酒と反省

夕方

空を 見る。



暗くなるのを 待って いる。





「明るいうちから 飲んだら ダメ」

という、

頭が あるから。





ほんの20年程 昔の話〜。









旦那は出張で 何ヶ月も 居ない。


自分は ゆる〜いパート。


幼稚園児が1人居るだけの


お気楽な 生活の時期が あった。






毎日 飲んだ。(家で)


暗くなるのを 待ち侘びた。





食の細い 園児は ろくに食べない。


買い物は 自分のアルコールばかり。






虐待は してない。




食べそうなのを工夫して食べさせ、

幼稚園に送り迎えして、

週一の「お弁当の日」には持たせ、

お風呂に入れて、

清潔な服と持ち物、

「いい子いい子」と、撫で回す。




生まれて初めて「執着する」の感覚を知った。

          ↓

ゆうて 怖がる程のモノではないよ。






大事に大事に大事に していた。



大事を横に、

飲んだ。








「LINE」なんてなかった時代

ガラケーで友達とメールしながら

飲んでた ある晩

子供の顔が 赤かった。



測ったら 熱があった。

高熱。






今と違い、

大きな病院へも 直接行きやすかった時代。



だいたいなら 

救急外来へ スグ行く状況。





が、

飲んでる。




しばらくして

メールしてた友達が 来てくれた。




が、

玄関まで 行けない。

鍵を 開けられない。


ほど 飲んでる。






この世で唯一の「大事」が

熱出してる側で、

酒飲み過ぎて 動けない。






朝になり 熱下がってたけど

病院へ 連れて行った。

何事もなく ホッと した。









「こんな母親

痛い目に遭わないと わからないんだよ」



だと思う。





熱出してる子供に

何も出来なかった事が 痛い目。



これ以上の 痛い目が なくてよかった。





ホッとした その日から

「飲む」の 辞めた。







家で

1人で

何で そんなに 飲んでたのか?


アルコールの「味」が

そんなに好きだったのか?



わからない。






「子供がなんともなくて 良かった」

と、

今まで通り 飲んでもよかった。





だけど 辞めた。


あっさり。







味が好きだったわけではなく

飲みたくて飲んでたわけではなく



何かしら「現実逃避」かなぁ?



わからない。




けど、

覚えてない程度の 感情や〜


気にせんで ええわ〜








「悲しい」とか

「辛い」とか

言葉では言いかえられない位の

耐え難い事から

逃がれたい。

って、ある。



でも、

その場しのぎ位しか 出来ない。








あれから20年

アルコールを全く口にしてない。では ない。




が、

この20年の間

アルコールを口にした回数は

指折り数える事が 出来る。




「飲まないの?」

と 聞かれたら

理由を 言う。



自分への

戒めに

隠さない。






「あの時…」

と、

やらかした事は 「無し」には 出来ない。




やらかした内容の「程度」や、

やらかした内容の「結果」で、

「引きずり度」が違っても



どっちしろ

「無し」に出来ない。







やらかした事によって、

「勉強になった」

「2度とないようにする」

と、

「後悔」し「反省」した人は

もう いい。








が、

「悪意」を持ち

「ワザと」やらかした

「悪事」を

「武勇伝」とする

「悪人」は


絶対 許されない。



「後悔」し「反省」するしか ない。

位の「因果応報」が ある。




絶対 許さない。神様が。

無宗教を 誓います)














空を 見る。今も。



が、

20年前とは 見る理由が 違う。



愛してやまない

ポチ(仮名)の散歩の為。



健康な生活を ありがとう。