尊過ぎて切ない

人間ではない家族への溺愛

新・生活

 

この時期に

家具・家電を 買うと

「新生活ですか?」

と、聞かれる。

 

この歳に なると

「子供さんの」

という、言葉が 添えられる。けどね。

 

 

 

我が子が 家を 出る。

今月で。

 

 

高校卒業後に 

ひとり暮らしを していた子。

その後

就職の為に 家に 戻っていた子。

 

 

 

再び 出る事に なった。

 

 

 

実家暮らしを

していても

していなくても

どっちでもいい 年齢。

 

 

3年以上もの

「半」同棲生活を経て

やっと、やっと、やっと、

「半」ではない 正式な 同棲。

 

 

結婚ではない。という 謎…

 

 

が、

まぁ どっちでも いい。

 

結婚を すすめる理由も ない。

 

 

 

 

「ここではない 場所で

       生活出来て いいなぁ〜」

と、羨ましい限り。

 

 

 

ク◯一族に

車で 轢くそぶりを されたり、

命の危険をも ある子。

 

ナゼこの子?

理由は わからないけど

ク◯一族の被害を

受け続けている子が

家を 出る。

 

大賛成。

 

 

 

 

 

高校卒業後の

ひとり暮らしを 終え

我が家へ 戻る時

愛犬ポチ(仮名)を

一緒に 連れて帰って来た。

 

 

そのポチを 置いて 行く。

 

 

同棲をする 賃貸は ペット可。

 

ペット可の賃貸を 探した。

 

ポチを 連れて行く為では ない。

 

 

半同棲中に 一緒に暮らしていた

相方の 愛犬コロ(仮名)を

連れて行く 為。

 

 

 

ポチは

置いていかれるんじゃ ない。

 

連れて 行かせない。

 

 

ポチは

とても寂しがり屋。

なるべく 誰か 居るように している。

留守番は ほとんど させてない。

 

連れて行ったなら

10時間以上も 留守番に なる。

 

ポチの

そんな姿 想像も したくない。

 

 

 

コロだって

寂しいとは 思う。

けど、今現在

長時間の留守番を 強いられて いる。

 

言い方を 変えれば 慣れている。

 

 

 

コロは

相手側の 愛犬だけど

我が子との 半同棲中に 飼ったから

当然 正式同棲にも 連れて行く。

 

 

ポチは

我が子経由で 

我が家の家族になった。

 

我が家に来た時点で

「ウチの子」に なったのだから

我が家を出る子に

連れて行ってもらわなくても いい。

 

 

ポチと

離れて 暮らすなんて…

ポチと

一緒に 寝れないなんて…

 

無理。私が。

 

 

 

 

 

我が子と 付き合う前から

相方家には 犬が 居た。

今は もう 居ない…

 

相方家と 我が家では

犬の飼い方が 違った。

 

我が家が 正しい。

なんて 思わない。

 

けど、

けど、

相方家の 飼い方には

「ちょっと、ちょっと…」

という 所が あった。

「ちょっと、ちょっと…」

という 所ばかり だった。

 

そういう 飼い方だったからであろう

最後だったと思う。

 

相方家族は

「犬を 飼うべきでは ない」

と、思っていた。

 

のに、

半同棲中に 犬を 飼っていた。

生後1年ほどになった時

コロを 紹介された。

 

 

 

 

「なんで?」

と思ったけど…

 

飼ってたのなら…もう…ねぇ…

 

 

「分離不安」

と、病院で言われたコロは

毎日12時間以上の 留守番。

 

コードでも何でも 噛み噛みする。

お外では一切 トイレが 出来ない。

 

 

 

前にも 書いたけど

飼われてる動物は

飼い主次第。

 

抗う事は 出来ない。

 

 

 

「こうは 嫌だ」

「こう したい」

 

と、言えない。

 

 

犬と人間は 違う 生き物。

 

けど、

寒い

暑い

痛い

寂しい

嬉しい

とかは「一緒」だと 思っている。

(適温の差は あるけどさ)

 

直接 言われなくても

推測 出来る。

推測 しなければ ならない。

 

 

 

紹介されてからは

ウチに来る事も 多くなった コロ。

可愛い。

 

コロが 寂しくないように

力になりたいとは 思う。

 

けど、

ポチとは

犬種も 性別も 年齢も 違う。

 

ジッとしてないコロには 手がかかる。

 

寝てる事が多くなったポチに よくない。

 

コロが来てると 落ち着かない

愛猫タマ(仮名)にも よくない。

 

 

我が家が

責任を持つのは ポチ&タマ。

 

コロには 別の責任者が 居る。

コロの責任者が 

コロの事を 考えるべき。

コロの 心の事を 考えるべき。

 

考えては いるだろう。

 

 

我が子は、

動物関係の 学校へ行き 

動物関係の 職にも 就いた。

 

私達家族は、

ポチタマを

人間の家族と変わらず 大切に している。

 

そんな 私達を見ている

我が子の相方は

亡くなってしまった犬とは

違う飼い方を コロには している。

 

会った事もない

亡くなってしまった犬の事を

時折 思う。

「ちゃんとしないのに 

         なしてまた飼った?」

「後から気付いても 今更 遅いんだよ」

と、口汚く 思う。

 

 

 

もう どうしようもない 事。なのに…

 

 

 

 

 

私と同じ

血液型の 我が子。

 

感情の表現が「ド・ストレート」

良くも悪くも「ド・ストレート」

 

私と 同じ。

私と 同じ事が 心配。

 

まぁ

どうにか なるやろ?

どうにでも なるやろ?

どうにかならんと いかんやろ?

 

 

神経質で 潔癖。

楽観的で ちゃらんぽらん。

そんな

しっちゃかめっちゃかな母は、

 

「虚弱メンタル」「ガラスのハート」

の我が子を 励ます。

 

満面の 笑顔で

「大丈夫」と。

 

何の 根拠も なく

「大丈夫」と。

 

かける言葉が 見つからない時でも

「大丈夫」と。

 

 

 

 

心底信じて

「大丈夫」を 伝える。

 

 

 

 

「物事は 自分の 思った通りに なる」

 

と、我が子達へ 言ってきた。

 

 

 

ならない場合は、

「どうせ 無理」

「思っても 無駄」

「叶うわけ ない」

と、

自分が 思っているから

自分が 思った通りに なってる。

わけよ。

と。

 

 

「上手く いくわけない」

という、

自分の 思考が 

上手くいかなかった 原因。

だと。

 

 

 

 

 

 

人は

自分が 

思ってたんのと 

違った時

「誰か」や「何か」の せいに したい。

 

そうする事は

一見 ラクそうに 思える。

 

けど、

「ああすれば よかったのかな?」

「これが よくなかったんだ」

という、「学び」が ない。

 

「こうするべき なんだな」

という、「成長」が ない。

 

 

「お母さんの せいで…」

と、

言われるのは 構わない。

我が子だもの。

 

でも、

「お母さんの せいで…」

で、

終わらせる人間には させられない。

 

 

 

意見を もらう。

説得を される。

アドバイスを 受ける。

どんな場面でも、

「決定」は 自分が する。

だから

「結果」も 自分が 受け入れる。

 

 

 

物心 ついた頃から

選択権を 与えた。つもり。

 

「良かれ」と思う

アドバイスは やった。つもり。

 

「善悪」

「マナー」

「モラル」

「人の 気持ち」

を 教えてきた。つもり。

 

 

「つもり」では あるけど…

身に付いてるのか?

私自身は 出来てるのか?

 

 

 

 

 

 

正式同棲に

ポチを 連れて 行かせないのは 私。

 

けど、

それを 知ってかは わからないけど

連れて行くつもりは

そもそも なかった我が子には

「この家に 連れてきた 責任」

について 話を した。

1度 だけ。

 

1度で いい。

 

「じゃあ 連れてく」

なんて 言い出されたら 困る。

 

 

 

感情の表現が「ド・ストレート」

な 我が子。

 

私と 同じだから「理解」出来る。

 

私は「親」だから「かわいい」とさえ 思う。

 

 

 

 

けど、

「他人」からすれば

ド・ストレートで 来られても

たまったもんじゃ ない。

だろう。

 

 

 

 

そういう事を

私自身も 学び

我が子とも 考え

 

「人となり」

が、向上出来る 親子を 目指す。

 

 

 

お金にも

人にも

「執着」せずに

生きてきた私が

はじめて「執着」した

上の子。

 

今現在 私と「共依存」状態の ポチ。

 

べったり「マザコン」な 

今年社会人になる 下の子。

 

ただ、ただ、ただ、可愛い タマ。

 

私の「喜怒哀楽」を

理不尽に 浴びまくっても

常に優しい 旦那。

 

 

 

全く 揃わない

バラバラ家族だけど、

それぞれ

バラバラにでも

新しい生活を 楽しく過ごして ほしい。

 

 

贈る言葉」は

1度で いい。

 

 

2度目には

「お母さん しつこい」

と、うざがられる。

 

 

うざがられなくなった時は

近くに 居ない。という 事。

 

 

 

 

 

2人の 職場への 通勤や

相方の 実家への 距離を 考慮し

上の子の 引越し先は メッチャ近い。

 

「近過ぎだろっ」

と、ツッコむほど…

 

近過ぎて 苦笑い。

近過ぎて 嬉し笑い。

 

 

遠くには 行ってほしく ない。

 

 

ポチに 負けてたまるか。

の、寂しがり屋な 母親。

でも、

手から 離れてしまった「凧」なみに

自由な 母親。

 

 

母親である事を

忘れてる?

って時も あるけど…

忘れては ない。

 

 

 

 

年齢とともに

水分が なくなり

どこそこが 超乾燥状態。

 

 

年齢に 関係なく

超ドライな 性格。

 

 

 

 

「ほっといて」と 言えば

完全に ほったらかされる。

 

頼れば

全力で アシストしてくれる。

 

 

単純な

母親の

取説は

熟知 している

我が子達。

 

 

 

 

私で

いいのなら

私が

出来る事なら

私は

しますよ。

あらかた。

 

 

 

 

「新生活」じゃなくても

家具・家電を 買う事は ある。

 

壊れた。

用途が変わった。

 

買い替え

買い足し

に、季節は 関係ない。

 

 

 

「卒業」

「異動」

など、この時期ならではの事は ある。

 

 

けど、

「出会い」

「別れ」

は、年中 ある。

 

何かを 始める。

何かを 手放す。

は、いつ やったって いい。

 

 

 

 

 

 

 

 

ホットカーペットを 買いたい私に

「新生活ですか?」

と、声をかける 店員さん。

 

マニュアルでも あるんかね?

 

 

 

だってさ、

どこを

どう見ても

季節外れの

お買い得「季節家電」を 物色する

節約主婦やろ。

 

 

「一緒に こちらも いかがですか?」

は、言われんよ。