尊過ぎて切ない

人間ではない家族への溺愛

ごめんね お父さん

 

「お父さんとお母さんは お元気?」

 

「お父さんとお母さんは おいくつ?」

 

などと、

「両親」の事を 聞かれるのは 嫌。

 

 

居ない から。

 

 

 

元々 居ないわけでは ない。

年老いて 居なくなったわけでは ない。

 

 

 

20数年前の事なのに

いまだに 受け入れて ない。

 

私の両親が

この世の どこにも 居ない。なんて

受け入れて ない。

 

きっと

受け入れる日は こない。

 

 

 

 

 

 

 

私が、

はじめての 子育てに 

あたふたしている頃

この世に「オサラバ」した。

 

 

父が逝った翌年 母も 逝った。

 

どんだけ 仲良しやねん。

 

 

 

 

 

真面目で

お人好し夫婦。

 

その 人柄のせいで

「損」も 多かった だろう。

 

 

 

 

毒親」なんて言葉も ある。

毒親」とまでは いかなくても

親らしくない振る舞いの 親も いる。

 

 

 

典型的な「良い親」だった

私の両親。

 

 

 

私みたいに

我が子に

あーだこーだ 口出しせず

私を信じ

ただ

ただ

見守った。

 

 

 

 

母親は

全て お見通し。

 

 

母親になった

私も 然り。

 

 

不思議やね。

 

 

 

 

 

 

 

親の話をするのは 苦手。

 

聞かれたら

「もう居ません」と 答えるだけ。

 

涙が出てしまい 何も 話せない。

 

 

 

居ない事を 認めたくない。

居ない事を 実感したくない。

 

 

 

 

「良い子」では なかった。

反抗期も長く

心配も 迷惑も たくさん…たくさん…

 

 

その時は わからなかった事でも

後になって「親の言う通りだった」

って事が たくさん…たくさん…

 

 

 

 

 

 

私の人生を

30年も見れなかった 両親。

けど、

それ以降の

私の人生は

親に習った事が 生かされて いる。

 

 

口出し少な目の

見守るタイプの親 だったけど

要所要所で 口にした言葉を

いくつも 覚えて いる。

 

 

 

 

 

私の両親と 同じように

私も 我が子を 大事に 育てた。

 

でも、

やり方は 違う。

 

私は

口を出す。出し過ぎる。

自分が「こう」だと思った「善悪」を

押し付ける。

 

「我が子が

 自分で 生きていけるようになった時

           子育ては 終わる」

と、

思っている。

 

早く そうなってほしい。

けど、

それを邪魔しているのは 私自身。

 

 

我が子が

自分で「考える」事を 奪う。

 

という

1番 やってはいけない事を やってきた。

 

我が子可愛さ…

だから 救いようのない ダメダメや〜

 

 

 

 

 

「いばらのみち」を 手を引いて 通る。

私がいなければ 通れない。

 

 

そんな子に

してしまった…

 

と、

反省の子育てを してきた。

 

 

ながらも、

人間性」は

どこにも恥じないと 言い切れる

我が子ら。

 

 

やり方には

問題も あったけど

「愛情」だけは

たっぷりんに 注いだ。

 

その「証」

我が子らの「人間性」に 出ている。

と、

感謝。

 

 

 

 

真面目

 

お人好し

 

そんなんで

「損」する事は ある。

むしろ 多い。

 

けどさ、

やっぱ「人間性」って 大事だよ。

 

類友って あるじゃん?

 

我が子の周りには

我が子と似た

「常識」「モラル」「考え方」

の人に 居てほしい。

 

 

「悪」でないなら

自分と違う タイプの人も

面白かったり

刺激になったり する。

 

けど、

同じような「感性」の人の方が

結局 落ち着く。はず。

 

 

 

 

私の両親は

私の人生に

口出し しなかった。

 

その結果の

私の人生は

どうですか?

 

と、問いたい。

 

 

多分

「上出来」と 褒めて くれる。はず。

 

「上出来」では なくても。ね。

 

推測だけどね。

推測するしか ない。からね。

 

 

 

 

 

急激に

20kgも

体重が減るほどの

辛い出来事が あった。

今も 解決して ない。

 

 

 

「この世で起きた 全ての事は

 この世で 解決する。

 あの世には 持っていけない。」

 

 

いつだろ?

何の時だろ?

 

元気な母が

サラッと言った

この言葉に 支えられて 生きている。

 

他にも

サラッと

1回言っただけの言葉を

いくつも 覚えて いる。

 

 

私みたいに

「よく聞いて」

「覚えといて」

「わかった?」

と、

くどくど 言い聞かせた言葉は

我が子らの 胸に 残るのだろうか?

 

 

 

 

 

 

てかさ、

「文字」って すごいね。

 

口では

涙が出て

話せない 両親の事を

コレだけ書けるとは 思わなかった…

 

 

コレ以上は

無理っぽいけどね〜

 

 

 

 

 

季節のせいかな?

 

母が恋しい

情けない

アラフィフです。

(お父さん ゴメンね)