尊過ぎて切ない

人間ではない家族への溺愛

捨てるもの・残すもの

 

私は「捨て魔」

 

捨てるのが 得意。

 

 

 

我が家へ

はじめて来た人からは

「片付いてるね」

「スッキリしているね」

と、言われる。

 

「物が 少ないからね」

と、答える。毎度。

 

 

 

 

以前

賃貸に 住んでいた。

賃貸の 同じ間取りの人が 来た時

「広さが 全然違うみたい…」

と、言われた。

 

「物が 少ないからね」

と、答えた。

 

 

 

 

マイホームを 持った時は

それなりに 飾った。

私らしくない事を した。

 

 

子育てが 落ち着き

専業主婦期間を 終え

仕事を はじめる前に

家中 片付けた。

 

 

掃除が しやすいように…

家が 散らからないように…

 

 

 

数年後

大きな 地震があり

残っていた「飾り物」等を 捨てた。

 

 

数年後

愛猫タマ(仮名)を 家族に迎え

さらに 片付けた。

 

 

生活に

必要な「物」しか ない。我が家。

 

 

シャレオツでは

ないけれど「楽ちん」よ。

 

 

家の事は

全て請け負う 私としては

「物」が少なければ 掃除が しやすい。

余計な「物」がなければ 

探し物が 見つかりやすい。

 

散らかった家に帰ると

疲れが 倍増 する。と、思う。

 

 

 

 

 

 

私の誕生日と 母の日が 近い。

 

家族に

「お願いだから 何も くれないで」

と、頼む。毎年、毎年。

 

「捨て魔」な 私でも

さすがに 

我が子から もらった「物」は 躊躇する。

 

 

子供達が 小さい頃

私のきょうだいで

お互いの子供に

誕生日プレゼントを 送りあって いた。

 

「この頃の時期は あれが 必要だろう」

と、考え 勝手に決めて 送り 送られ… 

 

そのうち

「何が 必要?」と、聞いて

リクエストの「物」を 送り 送られ…

 

とうとう

「お互い 自分の子に必要な物を

      親が 買うように しよう」

と、提案した。

 

 

うん、無駄が ない。

 

 

 

我が子らが

大きくなり

お小遣いからだったり

バイトしたお金からだったり

就職してからだったり

私に プレゼントを

買ってきてくれるように なった。

 

 

「ありがとう」と、受け取り

「今後は

  買ってきてくれなくて いいからね」

と、言う。

 

毎年 このやり取りを した。

 

 

ここ数年は

「お願いだから 私に 何も買ってこないで」

と、頼み

「知ってる」と、言われる。

 

 

 

 

気持ちは 有難い。

 

 

私は

本当に 必要な「物」だけを

家に 入れたい。

 

必要じゃなくなったら 捨てたい。

 

我が子らが

労働し、得たお金で

私を想い、買ってくれた「物」は

捨てられない。

 

最終的には 捨てちゃうから

「捨てにくい」と 言うべきかな?

 

でも、

「必要ではない」と 思ってから

捨てるまでには 時間が かかる。

何年も かかる。

 

「これは

 あなたが買ってくれたんだけど

 もう使わないから 処分するね。

 ありがとうね」

と 言う。

言わない方が いい?

かもしれないけど 言う。いちいち 言う。

 

私に、

あげた事を 忘れてる場合もあるから

言わずに処分すれば いいのかもだけど…

自分の 気持ち的に 許可を 得たい。

 

 

 

 

「断捨離」の 番組を見ると

子供関係の「物」が 捨てられない。

って人 多い。

 

 

好きだった 絵本。

はじめての 靴。

もらった 絵。

ランドセル。

etc…

 

それらを

捨てられない

気持ちは わかる。

 

けど、

私は 平気。

実際 捨ててきた。ポイポイと…

 

 

「この絵本 よく見たなぁ〜」

「ちっこい靴で 歩いてたわぁ〜」

「何の絵 書いたんだよ〜」

「いよいよ 中学生かぁ〜」

と、

成長の過程で 必要だった「物」

成長の証で 不要になった「物」

子供達と 笑いながらだったり

1人で ニヤけながらだったり

「ありがとう」と感謝して 捨てる。

 

 

園児の時

小学生の時

中学生の時

高校生の時

それぞれ

その時に、必要だった「物」が

捨てられず 置いておけば

部屋が 圧迫 される。

 

ひとつひとつは

思い出のある

捨てる事の 出来ない

大事な「物」だとしても

それらが

収納から はみだし

散らかっていれば

「汚部屋」と なる。

 

 

我が子らが

連れて来た友達に

部屋を褒められたら 喜ぶ。

 

汚部屋でも

「私の物を 

   捨てずにいてくれて ありがとう」

と、子供は 思うのか?わからないねぇ…

 

 

 

ウチは 低所得世帯な上に

私は シャレオツ度 ゼロ。

 

せめて

せめて

「物」を 減らし、

スッキリ片付け、

広く 見せる。

 

そして

愛犬ポチ(仮名)と 愛猫タマが

追いかけっこ出来るスペースを 確保する。

 

 

うん、うん、

ウチは これしか ない。

 

 

 

 

結局

私が 自分で買った「物」は

子供の「物」でも 捨てられる。

 

けど

子供が 買ってくれた「物」が 難しい。

 

 

 

 

上の子が

何でもない日に

「買い物に行ったから…」と

ブランドものの財布を くれた。

 

買い物に 行ったのなら

自分が 買いたいのを 

買えば いいだけじゃん?

なして 私の?

財布欲しいなんて 言った事ないじゃん?

 

心の声は 顔に 出た。

 

喜びもしない 母親の為に

大きなお金を 使わせて しまった。

申し訳ない…

 

 

 

下の子が

私の誕生日に

バックを くれた。

 

そのバックは 数日前

一緒に 買い物に行った際

私が 買おうかなぁ〜どうしようかなぁ〜

と、迷いに迷い 棚に戻した バック。

 

離れてたようで

見てたんだ。

 

欲しいバックを

我慢した お母さんが かわいそう…

と、

思ったのか?わざわざ 買ってきて くれた。

 

我慢したわけじゃ ない。

パートを している。

買えない事も ない。

よくよく考えて「買わなくて いいや」と

結論を出し 棚に戻した。だけや。

 

バックをもらった日は

別の店で

似たようなバックを 買って帰った日。

 

 

 

 

我が子達の

気持ちは 有難い。

 

 

 

お母さんは

本当に 欲しい物だけしか 買わない。

お母さんは

自分が欲しい物は 自分で買う。

遠慮では ない。

あなた達が

買ってくれた物は 捨てにくい。

あなた達は

労働で、得たお金を

自分に 使いなさい。

 

 

と、改めて 伝えた。

 

 

お母さんを 想い

プレゼントしたのに

「説教」されたような 我が子ら…

 

気持ちだけで 胸いっぱいですよ、母は…

 

 

心も体も

元気、元気、元気の毎日を

過ごしてくれたら

それが最高の 親孝行なんだよ。

と、伝える。

 

 

 

 

 

最近、探し物が 多くなり

結局、見つからなかった物も あり

あらためて 整理整頓を している。

 

 

 

上の子から貰った

使いにくい「ブランド財布」

 

下の子から貰った

飽きた「バック」

 

この2つが 厄介で ならない…

(このブログの事を 

 内緒にしていて良かったと

 今日ほど思った事 ない)

 

 

 

 

 

旦那も

何かの日には

「何か 要るかい?」

と、聞いてくれる。

 

「ポチとの 昼寝の時間」

と、答える。

 

家の事 全部 請け負う私が

何もしなくていい。なんて日は ない。

 

やってくれようとは するけど

日頃やってない人には 任せられない。

 

「これ どうすればいいの?」

「あれ どこにあるの?」と、

いちいちいちいち 声かけられるくらいなら

自分でやった方が マシよ。

 

 

 

何かを

買ってあげたいんだと 思う。

 

 

欲しい「物」は ない。

あったとしても 自分で 買う。

 

欲しい「もの」は

ほぼ 手に入れて きた。

 

 

「どうしても」

と 言うのなら「入浴剤」が いい。

 

最高5時間半の記録を持つ

入浴好き。

 

最低でも 2時間は 入る。

 

それが出来ないなら シャワーで 済ます。

 

入浴剤は「贅沢品」だ。と、前に 書いた。

貰ったら 嬉しい。

使ったら 残らないのが 有難い。

 

 

 

 

 

「物」

「人」

「お金」

何にも 執着心は ない。

 

 

自分の中で 好きな所。

 

 

あっ、

ポチとは「共依存」だけど

「執着」に なる?

 

 

 

家族に「あれは どこにある?」と

聞かれた時

「サッ」と 出せるトコが 自慢。

 

 

なのに、

探しても

探しても

見つける事が 出来ない物が ある。

 

「結婚指輪」

 

 

 

世の中には

変わった趣味の人も 居るようで、

職場のお客さんに

何度か 電話番号を 渡された。

 

 

マスク・長袖・長ズボン・タートルネック

「難」を 隠している事を

知らないから…だねぇ…

 

「難」を 知った上で

「難」のある 私を知った上で

電話番号を 渡し続けるのであれば

それは もう

「見る目 あるじゃん」

としか 言いようが ない。(笑)

 

 

 

 

 

とりあえず

結婚指輪を しておこう。

と、思ったけど… どこ?

 

 

 

指輪を 作った後

少し痩せた?のか?

「無くしたら 大変」と、

ゆるくなった指輪を

小さく 作り変えて もらった。

 

すぐに キツくなり

すぐに 外した。

 

1年位?しか はめて ない。

(旦那は 外した事が ない)

 

 

捨て魔でも 捨ててない。絶対。

 

 

 

 

探す。

探す。

 

それほど 大事な物だとは 思ってないけど

 

無くしては いけない「物」では ある。

 

 

探すよ。

ポチとの お昼寝の 合間に。

 

(このブログの事を

 内緒にしていて良かったと

 今日ほど思った事 ない)